第32回寛仁親王牌・世界選手権記念(弥彦競輪G1)の予想
第32回寛仁親王牌・世界選手権記念(弥彦競輪G1)とは
通称「親王牌」。大会のタイトルになっている寬仁親王牌は、寬仁親王が1990年(平成2年)に日本で開催された世界選手権自転車競技大会の名誉総裁だったことに由来しており、寬仁親王は1992年(平成4年)から優勝者に贈呈されるトロフィーを下賜していた。
前橋競輪場で初めて開催されたことから前橋競輪場で開催されることが多いが、2001年(平成13年)・2005年(平成17年)・2009年(平成21年)は青森競輪場で、2011年(平成23年)から2015年(平成27年)と2021年(令和3年)は弥彦競輪場でそれぞれ開催されるなど、必ずしも固定開催とはなっておらず、持ち回り開催である(但し、これまで開催実績があるのはこれら関東と北日本の3場のみ)。
初日特選は日本競輪選手会理事長杯、2日目優秀競走はローズカップの名称で行われている。1992年から2007年、2009年から2011年までは表彰式に寬仁親王が出席して優勝者に直接トロフィーを授与したが、本人が購入した車券が的中したというエピソードもある。
第32回寛仁親王牌・世界選手権記念(弥彦競輪G1)出場選手選抜方法
寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントの出場選手は、自転車競技で活躍している選手を中心に選抜される。毎回若干変更・修正されるものの、概ね以下の資格順位により正選手108名、補欠選手8名を選抜する。
1.S級S班在籍者
2.過去3回以上優勝した者(開催時S級1班所属が条件)
3.東京オリンピック自転車競技トラック種目代表選手(第29回・第30回)
4.世界選手権自転車競技大会(以下、世界選手権)トラック競技出場者
5.世界選手権に準ずる国際大会トラック競技で1〜3位となった者
6.アジア自転車競技選手権大会(以下、アジア選手権)においてケイリンまたはスプリントで1位となった者
7.過去のオリンピック自転車競技トラック種目メダリスト
ただし、全日本プロ選手権自転車競技大会(以下、全プロ)トラック競技出場予定かつ開催時S級1班所属が条件
8.選手選考対象期間において2ヶ月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者
ただし、全プロトラック競技出場予定かつ開催時S級1班所属が条件
9.全プロトラック競技出場予定者から平均競走得点上位者を順次選抜
10.残余がある場合は各地区のプロ選手権自転車競技大会(以下、地区プロ)トラック競技出場者から平均競走得点を勘案し推薦
なお、補欠選手は正選手を除く全プロまたは地区プロ出場者のうち平均競走得点上位者からさらに順次選抜される。
また、正選手のうち、以下の条件を満たした合計27名については、日本競輪選手会理事長杯または特別選抜予選に出走できる。
第32回寛仁親王牌・世界選手権記念(弥彦競輪G1)の開催期間
2023年10月19日(木)~10月22日(日)
場内イベント・ステージイベント
第32回寛仁親王牌・世界選手権記念(弥彦競輪G1)の出場資格
S級の選手とA級(1・2班)の選手が斡旋
第32回寛仁親王牌・世界選手権記念(弥彦競輪G1)の出場選手
勝
SS | 地区 | 選手名 | 期 | 府県 | 選手名 | 期 | 府県 | 選手名 | 期 | 府県 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北日本 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 佐藤 慎太郎 | 78 | 福島 | |
新田 祐大 | 90 | 福島 | ||||||||
関東 | 平原 康多 | 87 | 埼玉 | |||||||
南関東 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈川 | |||||||
近畿 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | ||||
中国 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | |||||||
S1 | 地区 | 選手名 | 期 | 府県 | 選手名 | 期 | 府県 | 選手名 | 期 | 府県 |
北日本 | 小原 佑太 | 115 | 青森 | 永澤 剛 | 91 | 青森 | 中野 慎詞 | 121 | 岩手 | |
菅田 壱道 | 91 | 宮城 | 和田 圭 | 92 | 宮城 | 内藤 宣彦 | 67 | 秋田 | ||
佐々木 雄一 | 83 | 福島 | 成田 和也 | 88 | 福島 | 山崎 芳仁 | 88 | 福島 | ||
渡邉 一成 | 88 | 福島 | 渡部 幸訓 | 89 | 福島 | 小松崎 大地 | 99 | 福島 | ||
関東 | 吉澤 純平 | 101 | 茨城 | 吉田 有希 | 119 | 茨城 | 眞杉 匠 | 113 | 栃木 | |
神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 雨谷 一樹 | 96 | 栃木 | 佐々木 悠葵 | 115 | 群馬 | ||
武藤 龍生 | 98 | 埼玉 | 末木 浩二 | 109 | 山梨 | 菊池 岳仁 | 117 | 長野 | ||
諸橋 愛 | 79 | 新潟 | ||||||||
南関東 | 和田 健太郎 | 87 | 千葉 | 鈴木 裕 | 92 | 千葉 | 岩本 俊介 | 94 | 千葉 | |
根田 空史 | 94 | 千葉 | 嶋津 拓弥 | 103 | 神奈川 | 松井 宏佑 | 113 | 神奈川 | ||
福田 知也 | 88 | 神奈川 | 内藤 秀久 | 89 | 神奈川 | 小原 太樹 | 95 | 神奈川 | ||
松谷 秀幸 | 96 | 神奈川 | 和田 真久留 | 99 | 神奈川 | 渡邉 雄太 | 105 | 静岡 | ||
岡村 潤 | 86 | 静岡 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | |||||
中部 | 山口 拳矢 | 117 | 岐阜 | 志田 龍星 | 119 | 岐阜 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | |
坂口 晃輔 | 95 | 三重 | ||||||||
近畿 | 寺崎 浩平 | 117 | 福井 | 稲垣 裕之 | 86 | 京都 | 村上 博幸 | 86 | 京都 | |
山田 久徳 | 93 | 京都 | 三谷 竜生 | 101 | 奈良 | 三谷 将太 | 92 | 奈良 | ||
東口 善朋 | 85 | 和歌山 | 椎木尾 拓哉 | 93 | 和歌山 | 神田 紘輔 | 100 | 大阪 | ||
南 修二 | 88 | 大阪 | 稲川 翔 | 90 | 大阪 | |||||
中国 | 取鳥 雄吾 | 107 | 岡山 | 岩津 裕介 | 87 | 岡山 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | |
河端 朋之 | 95 | 岡山 | 町田 太我 | 117 | 広島 | 池田 良 | 91 | 広島 | ||
清水 裕友 | 105 | 山口 | 桑原 大志 | 80 | 山口 | |||||
四国 | 香川 雄介 | 76 | 香川 | 久米 康平 | 100 | 徳島 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | |
島川 将貴 | 109 | 徳島 | 犬伏 湧也 | 119 | 徳島 | 小倉 竜二 | 77 | 徳島 | ||
高原 仁志 | 85 | 徳島 | 阿竹 智史 | 90 | 徳島 | 久米 良 | 96 | 徳島 | ||
松本 貴治 | 111 | 愛媛 | 渡部 哲男 | 84 | 愛媛 | 橋本 強 | 89 | 愛媛 | ||
九州 | 野田 源一 | 81 | 福岡 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 小川 勇介 | 90 | 福岡 | |
山田 英明 | 89 | 佐賀 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山崎 賢人 | 111 | 長崎 | ||
荒井 崇博 | 82 | 長崎 | 井上 昌己 | 86 | 長崎 | 阿部 将大 | 117 | 大分 | ||
小岩 大介 | 90 | 大分 | 嘉永 泰斗 | 113 | 熊本 | 松岡 辰泰 | 117 | 熊本 | ||
松本 秀之介 | 117 | 熊本 | 中本 匠栄 | 97 | 熊本 | |||||
S2 | 地区 | 選手名 | 期 | 府県 | 選手名 | 期 | 府県 | 選手名 | 期 | 府県 |
北日本 | 窪木 一茂 | 119 | 福島 | 渡辺 正光 | 95 | 福島 | ||||
関東 | 小林 泰正 | 113 | 群馬 | 小林 潤二 | 75 | 群馬 | 中島 詩音 | 119 | 山梨 | |
南関東 | 堀内 俊介 | 107 | 神奈川 | 佐々木 龍 | 109 | 神奈川 | 新村 穣 | 119 | 神奈川 | |
中部 | 重倉 高史 | 95 | 富山 | 吉川 希望 | 111 | 石川 | ||||
近畿 | 村田 雅一 | 90 | 兵庫 | |||||||
中国 | 太田 海也 | 121 | 岡山 | |||||||
九州 | 大塚 健一郎 | 82 | 大分 | 安東 宏高 | 90 | 大分 |
第32回寛仁親王牌・世界選手権記念(弥彦競輪G1)の賞金
優勝賞金は38,000,000円
第32回寛仁親王牌・世界選手権記念(弥彦競輪G1)の歴代優勝者
第31回 新田祐大 福島/90期
第30回 平原康多 埼玉/87期
第29回 脇本雄太 福井/94期
第28回 村上博幸 京都/86期
第27回 脇本雄太 福井/94期
第32回寛仁親王牌・世界選手権記念(弥彦競輪G1)の展望
脇本雄太復活なるか
体調さえ万全なら脇本雄太は間違いなく優勝候補の一人である。しかし9月の共同通信社杯(G2)も欠場している現在、どこまで腰の状態が戻っているのか気がかりである。賞金ランキングも7千万から8千万の間に5名と熾烈な争いが続いている。脇本も現在7位に付けているが、松浦悠士、清水裕友、脇本雄太、深谷知広、新山響平は団子状態だ。一番は優勝なのだが、ここで2着居ないを狙わないと脇本も厳しいラインにいる事に間違いない。
調子上々の郡司浩平
賞金ランキングで厳しい状況にいるのが郡司浩平。現在(10月10日現在)5900万円で10位につけている郡司は是が非でも優勝が欲しい所である。その郡司はここにきてかなり調子を上げてきている。10月9日に行われた「火の国杯争奪戦」in久留米の決勝でも単騎ながら地元4車ラインの抵抗を捌き、優勝こそ逃した物のしっかり3着に入っている。状態の良い郡司は今大会優勝候補筆頭と言って過言では無い。
今一番見てて楽しいレーサー犬伏湧也
今年のG I覇者を振り返ると、全日本選抜は古性優作選手(100期)、日本選手権競輪は山口拳矢選手(117期)、高松宮記念杯は古性優作選手(100期)、オールスターは眞杉匠選手(113期)。と、いずれも100期以降の若手がGⅠのタイトルを手にしてきた。 中でも119期の犬伏の走りがとにかく見てて楽しい。犬伏の強みはとにかく「長く踏める」所だと思う。打鐘前から掛けてそのままゴールまでスピードが落ちない。よく連携を組む師匠の小倉でさえもかなりの確率で千切れる。ラインの捌きが無い状態なら先行、捲くりどちらを取っても今の犬伏は頭一つ抜けてるように見える。今大会の台風の目に是非なって欲しい。
第32回寛仁親王牌・世界選手権記念(弥彦競輪G1)のアクセス
開催競輪場
弥彦競輪場
住所
〒959-0323 新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2621
電話番号
0256-94-2066
車でのアクセス
・北陸自動車道「三条燕IC(巻潟東IC)」から30分
・上越新幹線「燕三条駅」から弥彦線に乗り換え「弥彦駅」下車で徒歩約15分
・ 無料バスJR「燕三条駅」からタクシーで約30分
電車でのアクセス
以下、駅から無料バスあり
JR「弥彦駅」、「吉田駅」、「東三条駅」
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