競輪競技における雨の影響
雨天でも競輪は開催される。ただ、もちろん快晴のときのレースとは状況が大きく変わってくる。
競輪場は基本的屋外の施設だから、その影響も大きいだろう。
今回は雨が降ると、レースにどう影響してくるのかを見ていこう。
雨が降ると競技にどのような影響が起きるのか
路面が滑る
雨が降ると当然路面が滑りやすくなる。
選手は50キロ~70キロのスピードで走っていて、滑るってバランスを崩すとすぐに落車だ。
選手はもちろん落車したくない。つまり、本気を出さない選手も出てくる。
リスクを負ってまでここで1位になる必要はないと考える選手もいるということだ。
風の影響
雨だけならいいが、雨が降るような悪天候の日は、大抵風が吹く。
雨と風が合わさると最悪だ。
バンクはすり鉢状になっている為、影響は計り知れないだろう。
いつもよりかなり体力を使うだろうし、落車のリスクもグッと増える。
視界の悪さ
雨が強くなると当然視界が悪くなる。
これはレースにかなり影響が出てくる。
前の選手が水を巻き上げ、後ろに水しぶきが飛び、視界が奪われることもある。
周囲の状況がわからず、接触事故だって起こりやすくなる。
雨天がレース結果に与える影響
先ず、雨の日は先行が有利になる。
先行選手は風だけでなく雨も全て受けて走っている。後ろの選手は前の選手が雨よけになってさほど影響を受けずに走っているはず。
つまり、後ろの選手が捲ろうと思った時、雨風をもろに受けながら先行ラインを追い抜かさないといけない。
こういう状況で捲りに行く選手は少なくなる。
結果的に先行ラインが逃げて、そのままのラインでゴールなんてレースが存在する。
圧倒的に強い選手がいた場合、周りの選手が諦めて、そのまま人気順にゴールなんてこともある。
逆に、若い選手がこういう状況になることを見越して、ガッツリ捲りに来ることもある。
またそれとは逆に、若いからこそ落車し、怪我をすることを避け、慎重になる選手もいる。
雨の日、特に雨が強い日は、各ラインがどのように動くのかわかっていないと、なかなか予想するのが難しい。特にG2、G3レベルのレースになってくると、更に読むのが難しくなってくる。
八百長と同じでこれを読むには情報が大事になってくるわけだ。
雨で中止になった例
台風など、公共の交通機関が止まるような事態でもない限り、雨天中止にはならない。
しかし落車が多かったり、風が強すぎて公正なレースが出来ないと判断されたときは中止となる。
2018年8月、京王閣競輪場で悪天候の為、中止となった。
雨天時の競輪まとめ
今回は競輪における雨の影響について記事を書いてきた。
レースにどう影響してくるのかを書き出してみたが、大事なのはこれを踏まえて、どうやって稼ぐかだ。
上に書いたことは考えてみればごくごく当然のこと。
レーサーとしても一番避けたいのは落車だろう。強引に捲ろうとして怪我でもしたら、下手すりゃ選手生命にも関わってくる。
だが、全てがそういう展開になるわけじゃない。
さっきも書いたように、若手選手がここぞとばかりに強引に捲ってくるかもしれない。
雨だからこそ本命選手に徹底抗戦してやろうっていうチームが出てくるかもしれない。
それを読むのは正直不可能だ。
競輪の八百長もそうだが、個人の情報網じゃ全く太刀打ちできない情報戦になっている。
予想サイトを使う理由っていうのはここで、競輪は情報が全てだからこそ、組織的に情報を収集し、精査できる予想サイトを使っている。
逆にいうと雨の日はチャンスだ。
情報をしっかり聞いて、ガッツリ稼ごう。
八百長も雨の日のレースも、これを利用しない手はないぞw
勝