G3滝澤正光杯2019が松戸競輪場にて開催！出場選手、レース予想、優勝候補選手、レース展望を徹底分析！

10月3日から松戸競輪場でG3滝澤正光杯が開催される。
千葉競輪場の開設70周年記念だが、千葉競輪場が工事中の為、今回は松戸競輪場で開催。
トップレーサーを地元の選手が総力を結集して迎え撃つ、激しいバトルが見られそうだ。

滝澤正光さんは元競輪選手だ。1980年代～1990年代にかけて、競輪黄金時代の一翼を担った。
現在は日本競輪選手養成所の第23代所長だ。

滝澤さんのホームバンクであった千葉競輪場ではもともと秋桜杯という記念競輪が行われていたが、2008年に滝澤さんの功績を称えて、滝澤正光杯と名前を変えた。

ちなみに滝澤さんの通算成績は優勝回数150回、生涯獲得賞金は17憶5644万円で神山雄一郎選手に次ぐ席代第2位だ。

今回のレースにはS級S班の三谷竜生選手をはじめ、渡邉一成選手、原田研太郎選手、浅井康太選手などまさにトップレーサーが出場する。
地元の千葉勢は中村浩士選手を軸に総力を結集して、トップレーサー達に対抗する。

豪華なメンバーが集結しているが、優勝候補筆頭は渡邉一成選手だ。
高松宮記念杯、オールスター、G1で2度優出している。
今年は調子がかなりいい。
もともと競輪界トップスピードを持つ選手だが、負けず嫌いな性格が更に勢いをつけている。

三谷竜生選手は今年は落車と失格で調子に乗れていない。
それでも8月の小田原記念で優出、流れは着々と来ている。
9月はあっせんがなく、計画的な練習を積んだことでより力をだしていけるだろう。
三谷選手としてもここでなんとか結果を出しておきたいはず。

松岡健介選手は5月に平塚で7年ぶりのG3制覇を果たした。
8月のオールスター競輪でも2勝し、波にのっていた。
が、最終日に落車して負傷。
今回も怪我の影響が心配だが、十分優勝候補となりえる選手だ。

浅井康太選手は言わずもがな、有力候補だ。
競輪界を代表するオールラウンダー。
今年は落車、失格が目立ち、波に乗れていない。
滝澤正光杯ではどのように戦っていくのか見物だ。

そして注目すべきは千葉の地元選手だ。
千葉の支部長を務めている中村浩士選手が軸となりラインをつくる。
中村選手はオールスター競輪、川崎記念、久留米記念と優出し、今年はかなり好調。
ただ、滝澤正光杯での優勝は経験なし。
逆に優勝に燃えている。
その中村浩士選手がまとめる地元勢がトップレーサーを破るところが見られるかもしれない。

2016年頃にバンクを改修。「軽くなったし、走りやすい」と評判だ。
直線は短く、機動型有利の短走路で、カントがきつく競りはインが有利。

バンク全体が観客スタンドに囲まれていて、建物の外側はポリカーボネート（透明の板）で囲まれている為、風がバンクに入ると渦を巻いて常に向かい風という現象が起こる。
スピードの出しにくいバンクではある。

今回は10月3日から開催されるG3滝澤正光杯のレース展望を見てきた。
優勝を狙うトップレーサー達と、それを阻止したい地元選手の熱いバトルが見られそうだ。
各選手の特徴と、松戸競輪場の特徴をみてレースを予想してみるのも面白いかもしれないな。