競輪選手養成所応募者減少
今、競輪選手養成所の応募人数が減り続けている。
2011年の103期以降、技能試験の応募者が減り続け、2015年から若干回復傾向にある。
正直かつては応募者が1000人超えてたことを考えるとちょっとやばいんじゃないか?
勝
自転車競技人口の低下
そもそも競輪選手養成所の応募人数が減り続けてるのは、自転車競技の人口が減っているからだ。
基本的に競輪選手養成所に応募してくる人は自転車競技の経験者だ。
勝
なぜ競技人口が低下したのか
じゃあ原因はなんなのか。
装備にお金がかかることが大きな要因だ。
お金がかかると、自転車部に入る人は少なくなる。
そうすると廃部に追い込まれるというわけだ。
自転車競技がクロモリ製(クロムモリブデン鋼)のフレームで行われてた頃はOBの競輪選手からお古が差し入れされ、それを交代で使う高校も多かった。
クロモリって言うのは鉄にクロモとモリブデンが添加されたもの。
長所は値段が安いこと。加えて製造整備が簡単に済んで、保守、整備も高度な専門知識が必要ない。それに大きな損傷以外は簡単に修理できる。
短所は鉄だから錆びること。錆びても表面だけの為、強度には影響しない。
そして重いこと。重量の軽減がめっちゃ難しい。
そのクロモリ全盛の時代が終わり、カーボンフレームの時代になった。
長所は劣化しにくいこと。そしてかなり軽い。トータルバランスが非常に優れている。
短所はなんといっても値段が高いこと。加えて一点集中の衝撃があるとすぐに壊れる。
そして修理不可能。
勝
ただカーボンフレームを持っている高校は少なく、選手が交代で使うと、せっかくセッティングを出しても、次に使った人にバラバラにされてしまう。というデメリットも多い。
まとめ
このカーボンフレームが覇権を握っていると、このまま自転車競技人口が減り続けてしまう可能性がある。
JKAはなんとか対策をしなければならない。
しなければっていうか、してくれなきゃ困る。
競輪は売上が上げられなくなると、自治体が撤退してしまうという特徴がある。最近だと千葉市、神奈川市が競輪から撤退している。
このまま競輪業界が衰退するとここで稼いでる僕としてはめっちゃ困る。
市場規模を大きくして、競輪ファンも競輪で稼いでる人も、継続して楽しめるように土壌作りをしなければならない。