500ｍバンクの今後はどうなるの？残り3競輪場のみ！250ｍバンクも誕生！【競輪の稼ぎ方】

競輪では、レースが行われる競輪場がどのようなバンクなのかというのがかなり重要になってくる。
競輪場によってバンクの特徴が全然違い、選手にもそれぞれ得意なバンクがあり、バンクによって決まりやすい技も変わってくる。

バンクごとの特徴を見に行く

今回は500ｍバンクに焦点を合わせていこうと思う。

バンクの周長は、現行の物で、500m、400ｍ、333ｍの3種類存在する。
一番多いのは400ｍで500ｍバンクは大宮競輪場、宇都宮競輪場、高知競輪場の3つのみとなってしまっている。

世界基準のケイリン、自転車競技が250mバンクを使用している関係で、「競輪」もスピードアップをさせようという流れが来ている。

今までバンクの長さは300ｍ～500ｍと定められていたが、2019年6月に経済産業省が競輪場施設の基準見直しをした。
そして、国際基準と合わせ、バンクの周長250ｍも認めるという判断をした。

千葉競輪場が500ｍバンクを廃止して、250ｍバンクに生まれ変わる。
しかも屋内バンクで板張りになる。

3つの中で最も長いバンク。
もちろん直線も一番長い。先行選手は最後の直線で空気抵抗をうけやすく、後続選手が追い上げて勝利することが多い。

長さだけではなく、競輪場によって風の特徴が違ったり、周長が同じでも直線の長さが違ったりとコースの特徴は様々だ。
選手の得意な戦法と、バンクの相性がいいかどうかを見極めるのが重要になってくる。

最近だと千葉も含め、びわこ、熊本と立て続けに500ｍバンクは廃止となった。
そして今や3つのみ。

3つしかないということで、500ｍバンクで走ることも少なくなってしまい、デビューしたばかりの選手や若手選手などは、500ｍバンクで走ったことがないという選手までいる。

500ｍバンクは昔からあり、長年競輪をやってきたファンにとってはかなりなじみ深いらしい。
カントが緩くて走りやすく、レース自体がゆったりしていてわかりやすい。
バンクが広いから4コーナーからでもほぼ全員の選手にチャンスが残っている。

そして500ｍバンクは落車が少ない。
333ｍバンク、400ｍバンクでは最後に追い込み選手がコーナーで強引に突っ込んでくる場合があるが、500ｍバンクではその必要がない。
250ｍバンクになり、スピード感がアップすると、その危険性も高まると思う。

どんなスポーツも最終的には世界を見て、日本独自の基準を捨てて、そっちに寄せてくことはよくあることだけど、「競輪」は「ケイリン」の元となっている日本の文化で、500ｍバンクも日本独自の文化なのだろう。

ここから500ｍバンクを持つ、大宮競輪場、宇都宮競輪場、高知競輪場も老朽化の建て替えで違う周長のバンクとなっていくだろうと思う。

もしかしたら500ｍバンクで競輪を楽しめるのも今だけかもな
250ｍのスピード感ある競輪も見てみたいけど、500ｍがなくなるのはなんか悲しいねｗ
今後の競輪の流れに注目だな

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