川崎競輪場（かわさきケイリン）完全攻略！アクセス、施設、コース、バンクデータを分析！徹底検証！【競輪の稼ぎ方】

神奈川県にある競輪場、川崎競輪場の紹介をしていくぞ。
花月園競輪場がなくなってからは、小田原競輪場と共にかながわを背負う競輪場だ。

川崎競輪場は1949年に開設された競輪場だ。
毎月4月に記念競輪の桜花賞が開催されている。
一時期は特別競輪に近い開催として扱われたほど威厳ある記念競輪の一つだった。
2010年には7月に移動し、桜夏賞の名前となった。
2011年には東日本大震災による計画停電の影響を考慮して中止となって、2014年からは5月の開催となった。

都心も近いことと、人口密集地に立地することから、現在では入場者数日本一を誇る全国有数規模の競輪場だ。
特別競輪も過去に日本選手権競輪を3回、オールスター競輪を4回開催している。

しかし、昭和40年代に特別競輪だけでなく、記念競輪においても観客が客席から走路にあふれ出す状況になっていたものの、敷地上は富士見公園内に所在していることから都市公園法により選手関係の施設や観客スタンドの改修に制限があったため、1965年のオールスター競輪以降はG2以上のグレードレースを開催していなかったが、2005年8月には40年ぶりのG2のサマーナイトフェスティバルが開催された。
そして2021年2月に56年ぶりのG1となる全日本選抜競輪の開催が決定した。

マスコットキャラクターはネコの「九ちゃん」
これは坂本九から命名された。

一周400ｍの標準的なバンク。かつてはレムニスケート曲線のうえ直線部分が短く、さらにコーナーに差し掛かる部分のカーブが比較的急だったことから、選手からは煎餅バンク、四角いバンクと呼ばれていた。
その後、バンクの全面改修で曲線部分が大幅に改善されている。
カントが大きいことからコーナーから捲りが決まりやすく、特に3コーナーや4コーナーからは選手が勢いをつけて最後の直線でよく伸びるから、後方にいてもチャンスはある。

捲りが有利な展開が多いが最後の直線で後ろの選手数人に抜かれることも多く、自力型の選手には厳しいバンクになった。

地理的に区内全域が平地であることから海からの風が届きやすいが、もともとホームスタンド以外の建物がそれ程高くないので圧迫感はなく、開放的で風が吹いてもバンクの中で渦巻くことはなかった。
2014年に西スタンドが完成してからはスタンドの影響を受けないバック側が主に風の通り道となっている。

元々はバンクを取り囲むように観客スタンドがあり、360度好きなところから観戦することができた。
ただし、以前は法令によりスタンドの改修に制限がかかっていたことから、めちゃくちゃ古い建物もある。特にコーナーにあるスタンドではベンチが斜めになっているなど、快適とは言えない作りになっている。

川崎市は法令の合間を縫って、建て替えではなく、リフォームという体で、観戦設備の改修を行った。
これにより、旧発売窓口を利用したシアター指定席、短期間で建築物の新築とリフォームを二段階で行ったバック側特別観覧席、既存のホーム側特別観覧席にガラスをはめ込む工法で2006年に完成した新特別観覧席などを造成している。